ノート
2025年9月 · 読了目安 4分

違いを平らにしないデザイン

二つの文化を単なるビジュアルの混合物ではなく、きちんと受け止める必要があったとき、会議のアイデンティティづくりはどう変わったか。

フィールドノート

「編み合わさる連帯」の会議をデザインするうえで最も難しかったのは、視覚素材が足りないことではありません。一つひとつの判断だけを見れば筋が通っていても、いつの間にか片方の文化がもう片方を覆い始めている。その瞬間に気づくことでした。

初期案はアジアの参照に寄りすぎていました。週次レビューでは、最終レイアウトが自然にバランスを解決してくれると期待するのをやめ、工程そのものにバランスを組み込みました。コースト・セイリッシュの籠編みやクジラのイメージを取り入れ、表面的な装飾にしてしまわないよう、チーム外にも相談しました。

その経験は、一貫性についての考えも変えました。ウェブサイト、ポスター、冊子、ランヤード、二言語の資料は、同じ見た目でなくていい。大きなシステムが相互のつながりとケアを伝えていれば、それぞれの媒体はそれぞれの個性を持てます。

文化への配慮は、最後に行うレビュー工程ではありません。それ自体が仕事でした。対話を重ね、軌道を修正し、美しくても誤った重みを持つ方向なら手放す。その繰り返しです。

続けて読む:「編み合わさる連帯」のケーススタディ